狩猟犬の中でもっとも愛想がよく、他の犬ともすぐに打ち解け、
集団で狩りをするのにとても適した性質で、
人間や同じ犬同士との交流が欠かせないようです。
ビーグルは足は他の犬種に比べると決して速くはありませんが、
豊富な体力と獲物を追いながら延々鳴き続ける
「追い鳴き」と呼ばれる習性を持ちます。
また、猟師に獲物の場所を伝える時の、低く長い独特のうなり声に、
他のビーグルも呼応して合流してウサギを追い詰めて行きます。
この声によってビーグルを
「フィールドの声楽家」「シンギング・ビーグル」と称しているのです。
でも、これが生かされるのは猟の時でしょう。
都市部や集合住宅では迷惑な鳴き声かも知れません。
比較的、無駄吠えが少ないとは言われてますが、
こうした性質も持っている事も念頭においておけば、
いざとなった時に対策もしやすいと思います。
また、ビーグルの集団を好む性格上、
留守がちの家で飼われていると寂しがって鳴くことが多くなるようです。
留守がちな家庭では不向きな犬種と言えるでしょう。
大変素直で穏やかな性格、
また好奇心旺盛で活発、やんちゃな面も併せ持ち。
人懐っこくて甘えん坊、子どもや他の動物とも友好的ですので、
家庭犬として大変理想的といえます。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
ビーグル系の犬種は大きさや外貌が国によって異なるため、
サイズにより分類し、別犬種扱いです。
アメリカではビーグルのサイズを13インチと15インチに区別して扱い、
オーバーサイズは望ましくないされています。
アメリカでは15インチをビーグルの体高の上限としていますが
イギリスでは16インチと決めています。
ビーグルの声は、他の犬種と違って、「吠える」ではなく
「鳴く」と表現されるくらい美しいバリトンで、
大変遠くまでよく響く美しい声で、「森の声楽家」との愛称を持っています。
現在もアメリカ・イギリス・日本などで
野うさぎ猟愛好家たちの右腕として。
また、その優れた嗅覚を買われて、
成田空港などで、持ち込み禁止の物品を嗅ぎ分ける
「検疫探知犬」としても活躍しています。
ビーグルの特徴は3タイプに分けて考えた方が良いようです。
「狩猟タイプ」「ショー(展覧会)タイプ」と、
家庭犬目的で繁殖された「ペットタイプ」です。
穏やかで攻撃性がない気質は、どのタイプをとっても変わりがないようです。
狩猟タイプだと攻撃性が強いのではないかと思いがちですが、
そんな事はないようです。
ビーグルは集団で猟にでますから、仲間との連携を主にしています。
多頭飼いでも大変仲良く暮らしています。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
ビーグルの被毛は短毛で、
アンダーコートとオーバーコートのダブルコートです。
明確なスタンダード記述が少ないのが現状のようです。
トライカラー、レッドアンドホワイトを主に、
チョコレートやブルーなどの毛色は望ましくないとする意見が強いようです。
ちなみにアメリカケネルクラブ(AKC)では、
「any recognazed hound color」
どんなハウンドカラーでも良いとしています。
ハウンドカラーとは、ハウンドドッグ(猟犬)に見られる毛色のことです。
ここでは代表的な毛色だけを紹介します。
*トライカラー
黒・茶・白の3色のこと。
シェーデッドトライ・クラシックトライ・ブルートライ・
チョコレートトライなどがあります。
*レッド&ホワイト
橙色と白の2色の毛色。
橙色の濃淡によって、様々なバリエーションがあります。
橙色の薄いものを特に"レモン&ホワイト"と別のものとして呼ぶ事もあります。
○基本原則として、いずれのカラーも、
尾の先と足の先は必ず白い事が原則です。
白い部分が多いビーグルは好ましくないようです。
また、ブルートライ・チョコレートトライはミスカラーといって、
遺伝的に問題のあるカラーとされています。
繁殖には絶対に用いないように注意しましょう。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
ビーグルの歴史は極めて古く、
ギリシャの思想家のXenophonがいた紀元前4世紀に遡ります。
その書に、うさぎを追う小さいハウンドのことが記載されています。
また、当時の絵画には、太いマズルを持つ長い耳の小さいハウンドと、
マズルが長く耳の短い、そして足が長いハウンドの2種類が描かれており、
前者がビーグルの原型であることが想像されます。
うさぎを追う猟犬に関する記録はこれが一番古く、
ビーグルの遠い祖先がギリシャ周辺地区と考えられています。
その後、イタリアへ渡りローマ帝国の侵攻と共に、
小さいハウンドがイギリスに持ち込まれ、
在来種のハウンドと交雑したのではないかと考えられています。
エリザベス女王の時代に、イギリスには大小二種のハウンドがおり、
小さい方のハウンドを
フランス語の"小さい(ベーグル)"という意味のビーグルと呼び、
野ウサギ狩に用いられたと伝えらています。
アメリカで最初に「ビーグル」という名前の犬が
知られるようになったのは1642年のことです。
南北戦争の頃(1861〜1865年)は
おもにアメリカ南部で飼われていたようです。
また、日本では、戦前にイギリスから鹿児島にビーグルが輸入され
「薩摩ビーグル」とか「在来ビーグル」と呼ばれ、
現在の輸入ビーグルとは区別されるようになりました。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア